平成あるある~涙袋に白いラメのアイシャドウをたっぷり塗って、ぷっくりと立体的に見せるメイクが必須になる。
平成のギャル雑誌やコンサバ系雑誌をめくると、必ずと言っていいほど登場していたのが涙袋メイクです。中でも白いラメやパールが入ったアイシャドウを涙袋にたっぷり塗り重ね、目の下をぷっくりと立体的に見せるテクニックは、当時の女性たちにとってほぼ必須のアイメイクでした。友人同士でコスメを見せ合ったり、雑誌の付録アイテムを買いに走ったりした記憶がある方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな平成のぷっくり涙袋メイクを振り返りながら、当時の流行やコスメ事情、今のメイクとの違いまで幅広く紹介していきます。同世代の方はきっと「懐かしい」と感じる部分が多いはずです。
1.涙袋メイクが平成に大流行した理由
涙袋メイクが広まった背景には、目を大きく見せたいという当時のメイク観があります。平成の中盤から後半にかけて、目力を強調するメイクが人気を集めており、まつげをしっかり盛るビューラーワークや、つけまつげの流行と並行して、涙袋を立体的に見せるテクニックにも注目が集まりました。涙袋があることで目の下にふっくらとした影が生まれ、目そのものが大きく丸く見える効果があるとされ、雑誌のメイク特集でも頻繁に取り上げられていました。
特にギャル系のファッション誌を愛読していた層の間では、涙袋の有無やぷっくり具合が「かわいい顔」の条件のひとつとして語られることも多く、涙袋を作るためのコスメが次々と発売されていきました。白いパールやラメが入ったアイシャドウは、涙袋に光を集めて立体感を演出しやすいことから、多くの人に選ばれるアイテムとなっていました。学生の間でも、休み時間にコンパクトを取り出して涙袋を描き足すという光景がよく見られていたようです。
2.白いラメアイシャドウの塗り方が独特だった
当時の涙袋メイクは、まず涙袋の部分に肌なじみの良いベージュやピンクベージュのアイシャドウをのせ、その上から白いラメやパールが入ったアイシャドウを重ねるという手順が一般的でした。チップや指を使って涙袋の膨らみに沿ってラメをぽんぽんと乗せていくことで、光の反射によって涙袋がふっくらと浮き上がって見える仕上がりになります。
ラメの量はかなり多めに使う人が多く、下まぶた全体が白く輝くほどたっぷりと重ねるスタイルも珍しくありませんでした。涙袋の下側にはブラウン系のシャドウで軽く影を足すことで、より立体感を強調するテクニックも知られていました。時間が経つとラメが徐々に下に落ちてきてしまい、頬のあたりまでキラキラになってしまうというエピソードもよく語られています。それでも当時は「盛れているかどうか」が重要視されていたため、多少崩れることよりも、しっかり目立つ涙袋を作ることが優先されていた時代でした。
3.平成ギャルに人気だったコスメブランド
涙袋メイクブームを支えたコスメブランドとして、当時よく名前が挙がっていたのがFSP(フリーソウルピカデリー)です。パール感の強い白いアイシャドウは発色の良さとノリの良さで人気を集め、まぶただけでなく涙袋にもよく使われていました。発売から短期間で多くの本数が売れたとも言われ、当時のギャル雑誌のメイク企画でも頻繁に取り上げられる存在でした。パッケージのかわいらしさも話題となり、コスメ売り場で目にするだけで気分が上がるアイテムとして親しまれていたようです。
また、カリスマギャルモデルとして知られていた益若つばささんがプロデュースしたドーリーウインクのアイシャドウも、パールやラメを効かせたカラー展開で涙袋メイクとの相性が良く、多くのファンに支持されていました。こうしたブランドのアイテムを使いこなすことが、当時のトレンドをしっかり押さえたメイクの証でもあったといえるでしょう。プチプラでも手が届きやすい価格帯だったことも、幅広い世代に浸透した理由のひとつだったと考えられます。
4.涙袋メイクと当時のファッションの関係
涙袋メイクが流行した時期は、ギャル系ファッションやコンサバ系ファッションなど、目元の印象を強く打ち出すスタイルが人気を集めていた時期とも重なります。つけまつげやカラーコンタクトと組み合わせることで、目の輪郭全体をはっきりと際立たせるメイクが好まれ、涙袋のぷっくり感はその仕上げとして重要な役割を果たしていました。
写真を撮る機会が増えていったことも、涙袋メイクが広まった要因のひとつと考えられます。プリクラや携帯電話のカメラで撮影した写真を友人同士で見せ合う文化が広がる中で、写真映えする目元を作ることへの関心が高まり、光を集めやすい白いラメの涙袋メイクは自然と支持を集めていきました。プリクラ機の画面で確認しながら、涙袋の盛り具合を微調整していたという方も多いのではないでしょうか。
5.令和になっても愛される涙袋メイクの今
涙袋メイクは平成だけのブームで終わることなく、令和の現在でも根強い人気を保っています。ただし、近年のトレンドはよりナチュラルな仕上がりを重視する傾向が強く、肌になじみやすいパウダーやクリームタイプのアイテムを使い、自然な陰影で涙袋を演出するスタイルが主流になってきています。細かいラメを一粒ずつ丁寧にのせるようなテクニックも紹介されており、平成の頃のようにたっぷりと盛るスタイルとは少し異なる方向性が人気を集めています。
とはいえ、大粒のラメやグリッターを使って華やかな輝きを楽しむメイクも根強い人気があり、パーティーシーンなどでは平成の頃を思わせるような、しっかりとラメを効かせた涙袋メイクを楽しむ人も少なくありません。時代とともに塗り方や質感は変化しながらも、涙袋を立体的に見せたいという願いは、平成から令和へと受け継がれているといえそうです。
6.平成の涙袋メイクを振り返って
白いラメのアイシャドウをたっぷり塗り重ね、涙袋をぷっくりと立体的に見せるメイクは、平成という時代を象徴するアイメイクのひとつでした。目力を強調することが重視されていた当時のトレンドの中で、涙袋メイクは多くの人にとって欠かせないテクニックとなり、コスメブランドのヒット商品を生み出す原動力にもなりました。
現在のメイクトレンドと比べると、当時のラメの量や塗り方には独特の懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。友人同士でコスメを貸し借りしたり、雑誌の付録シャドウを使い回したりした思い出がある方もいるかもしれません。写真を見返したときに当時のメイクを思い出して、思わず笑ってしまうという方もいるはずです。平成のぷっくり涙袋メイクは、今振り返ってみても、その時代らしい魅力にあふれたメイクだったといえるでしょう。
7.今だからこそ楽しめる平成ラメメイクの取り入れ方
平成の涙袋メイクをそのまま令和のファッションに取り入れるのは少し気恥ずかしいと感じる方もいるかもしれませんが、当時のテクニックの一部を今のメイクに活かすことは十分可能です。たとえば、普段はナチュラルなツヤ肌メイクを楽しみつつ、休日のお出かけやパーティーの日だけ涙袋にたっぷりラメをのせてみると、平成の雰囲気を気軽に楽しむことができます。全体のバランスを崩さない程度に白いラメを取り入れることで、当時のトレンドを今風にアレンジした遊び心のあるメイクに仕上がります。
また、当時の写真を見返しながら友人と「懐かしい」と語り合うのも、平成メイクの楽しみ方のひとつです。SNSでは平成メイクを再現する投稿も見られるようになっており、当時を知らない世代にとっても新鮮なメイクとして注目を集めています。世代を問わず、白いラメの涙袋メイクが持つ独特の華やかさは、今もなお多くの人の心を惹きつけているようです。
8.平成の涙袋メイクを次の世代に伝えるということ
平成に青春時代を過ごした世代にとって、涙袋メイクは単なる化粧のテクニックにとどまらず、当時の友人関係や流行を共有した思い出そのものでもあります。放課後にコスメショップへ立ち寄り、限られたお小遣いの中でお気に入りのアイシャドウを選んだ経験や、休み時間に友人同士でメイクを教え合った記憶は、多くの人にとってかけがえのない青春の一コマとして残っているのではないでしょうか。
こうした平成のカルチャーを振り返ることは、当時を知る世代にとっては懐かしさを味わう機会になり、若い世代にとっては新しい発見につながります。白いラメをたっぷりのせた涙袋メイクというひとつのトレンドを通して、平成という時代の空気感を改めて感じ取ってもらえたなら、今回の振り返りも意味のあるものになるはずです。これからも折に触れて、平成ならではのメイクやファッションの記憶を振り返っていきたいものです。
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