少女誌の付録が豪華すぎて毎月どれを買うか悩んだ!平成の「りぼん・なかよし・ちゃお」三大誌あるある

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平成あるある
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はじめに:書店の棚の前で何分も悩んでいたあの記憶

平成あるある~少女誌の三大誌の付録が豪華すぎて、毎月どれを買うか小遣いと相談する。

平成の中頃、小学生や中学生の女の子たちが毎月必ず訪れた場所がありました。近所の書店の、少女漫画雑誌コーナーです。

「今月のりぼん、付録何だろう」「なかよしのほうがよさそうかな」「ちゃおの付録のほうが使えるかも」——棚に並んだ三大少女誌を手に取っては比べ、財布の中の小遣いと相談しながら、どれを買うか真剣に悩む。雑誌本体の値段は数百円とはいえ、小学生の小遣いにとっては決して小さくない出費です。しかも今月は3冊すべて欲しいのに、買えるのは1冊だけ——その葛藤が毎月繰り広げられていました。

本記事では、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」という三大少女誌とその豪華付録の歴史を振り返りながら、あの「どれを買うか悩む」体験が平成の少女たちにとってどのようなものだったかを、事実に基づいて紐解いていきます。


第1章:三大少女誌の歴史と個性

「りぼん」「なかよし」「ちゃお」は、日本の小中学生向け少女漫画雑誌の中で「三大誌」と呼ばれ、長年にわたって少女たちに愛されてきた雑誌です。それぞれに発行元・創刊年・誌風が異なります。

「なかよし」は1954年12月創刊(1955年1月号)の講談社発行誌で、刊行中の漫画雑誌としては日本最古の存在です。1990年代は『美少女戦士セーラームーン』(武内直子先生)や『カードキャプターさくら』(CLAMP先生)などファンタジー色の強い作品が大ヒットし、最盛期には約200万部を発行していました。

「りぼん」は集英社発行で1955年創刊です。1990年代には『ちびまる子ちゃん』(さくらももこ先生)、『ときめきトゥナイト』(池野恋先生)、『姫ちゃんのリボン』(水沢めぐみ先生)などのモンスターヒットを誇り、1994年には月間255万部を記録しました。これは月刊少女漫画雑誌史上最高部数とされています。

「ちゃお」は小学館発行で1977年創刊と、三誌の中では最も遅い創刊ですが、2000年代以降は発行部数で首位を獲得。『ミルモでポン!』(篠塚ひろむ先生)や『きらりん☆レボリューション』(中原杏先生)などが人気を集めました。


第2章:「付録」が勝負を決める平成の少女誌競争

三大誌が激しく競い合っていた平成の時代、読者である少女たちの「どれを買うか」の判断に大きく影響していたのが、毎月ついてくる「付録」の内容でした。

少女漫画雑誌の付録の歴史は古く、豪華な付録によって読者を獲得するというスタイルは昭和時代から続くものです。平成に入ってからも各誌は毎月趣向を凝らした付録を競って展開していきました。

付録の内容は多岐にわたりました。文房具セット(ノート・メモ帳・シール・ペンなど)、ポーチやバッグ、アクセサリー、キャラクターのフィギュアやぬいぐるみ、ゲームソフト連動のグッズ、さらには光る文房具やデジタル風のおもちゃなど——毎月どんな付録がつくかを発売前からワクワクしながら想像するのも、少女誌ならではの楽しみでした。

なお、「なかよし」は2001年12月号の付録として、日本の少女漫画雑誌として初めて立体フィギュアを付録にした号を発売しています(モーニング娘。の後藤真希さんのフィギュアでした)。このような驚きの付録展開も、当時の雑誌競争の激しさを示しています。


第3章:小遣いとの葛藤——「1冊しか買えない」という現実

三誌それぞれに魅力的な付録がついていた平成の時代、小学生の女の子が毎月直面した悩みは「どれを買うか」という選択でした。

当時の少女誌の価格は1冊400〜500円台(時期や付録の内容によって変動があります)であり、毎月3冊すべてを買うには1,000円以上が必要になります。多くの小学生の月間お小遣いがこれを超えていなかった平成の時代、「全部は買えない、どれか1冊だけ」という現実がありました。

だからこそ、書店で雑誌の表紙や巻頭の付録紹介ページを立ち読みしながら比較する時間が生まれました。「今月のりぼんの付録はシールセットか」「なかよしはポーチか」「ちゃおはおもちゃっぽいな」と吟味し、自分が一番欲しいものを選ぶ——その過程そのものが、毎月の楽しみのひとつでもありました。

また、仲の良い友達同士で「じゃあ私はりぼん買うから、ちゃんとちゃお買ってね」と各自が別々の雑誌を買って付録を交換したり、読み終わった雑誌を貸し借りしたりという知恵も生まれていました。これもまた、平成の少女たちの知恵と友情の一コマです。


第4章:「あの付録を持っている子」の羨ましさと憧れ

毎月の付録は、読者にとってのコレクションアイテムであり、友達との話題の種でもありました。

「○○ちゃん、今月のりぼんの付録、もう持ってる?」「なかよしのポーチ可愛かったよね」——学校での会話に、三大誌の付録が登場するのは珍しいことではありませんでした。人気のある付録の号は発売直後に売り切れることもあり、「書店に行ったらもう残ってなかった」という悔しい経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

付録の使い道も様々でした。文房具系の付録は学校に持っていって使うことで「これ雑誌の付録!」と友達に見せる自慢ができました。ポーチやバッグは実際に日常で使えるため、「かわいくて使える付録」かどうかも選択の大きな基準でした。

逆に、「付録は欲しいけど、その号の漫画の内容がピンとこない」という場合も悩みの種でした。お気に入りの連載作品が掲載されている誌と、付録が豪華な誌が重なっていない場合、「どちらを優先するか」という究極の選択が求められることもありました。


第5章:三誌それぞれの読者カラーと「どっち派?」論

三大誌には、それぞれの誌風に応じた読者のカラーもありました。

「なかよし」はファンタジーやアクション要素の強い作品が多く、セーラームーンやカードキャプターさくらをはじめとした、非日常的な世界観の作品を好む読者に支持されました。一方「りぼん」は恋愛要素の強い日常系の作品が中心で、身近なキャラクターとの感情移入がしやすい作風が特徴でした。「ちゃお」は比較的低学年向けで、小学生の日常に近い恋愛ものが多いとされています。

こうした誌風の違いから、「りぼん派」「なかよし派」「ちゃお派」という派閥意識のようなものが読者の間に生まれることもありました。「あなたはどっち派?」という話題は、平成の女子小学生・中学生の間での定番の会話ネタでした。

クラスの女子をよく見ると、お気に入りの誌によってなんとなく好みや雰囲気が分かれている——なんてことを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


第6章:発行部数の変遷と平成が終わった後の三大誌

平成を通じて三大誌の発行部数はそれぞれに大きく変動しました。

「りぼん」は1994年に月間255万部を記録しましたが、その後部数が低下し、2002年夏頃の80万部以上から4年後の2006年には約40万部に半減しました。

「なかよし」は『美少女戦士セーラームーン』連載時には約200万部を発行していましたが、その後部数が大幅に低下しています。

「ちゃお」は2000年代以降、三誌の中で発行部数首位となっていた時期がありましたが、近年は部数が大きく落ち込んでいます。

いずれの誌も、スマートフォンやインターネットの普及による雑誌全般の部数低下の波を受けています。それでも三誌は現在も刊行を続けており、2023年には「ちゃお」と「りぼん」が共同イベント「ちゃお×りぼん ガールズコミックフェス」を開催するなど、連携した取り組みも見られます。


まとめ:どれを買うか悩んだ毎月が、平成の大切な記憶だった

「りぼん」「なかよし」「ちゃお」——三大少女誌の豪華付録をめぐって、毎月どれを買うかを真剣に悩んだあの体験は、平成の女の子たちが共有する愛おしい記憶です。

財布の中の小遣いを確かめながら書店の棚の前で立ち尽くし、付録紹介ページを何度も見比べ、友達と分担して買うことを相談する——その一連の行動の中に、当時の少女たちの日常のきらめきがありました。

どれを選んでも後悔は残るけれど、選んだ1冊を大切に読んで、付録をうれしく使った——その体験は、雑誌が「宝物」だった平成という時代にしかなかった、特別な記憶です。


本記事は、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」それぞれのWikipedia記事および各種公開情報・報道に基づいて執筆しています。各誌の部数・付録内容は時期によって異なります。


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