「クォーターパウンダー」平成あるある|規格外の箱とパティの肉々しさに震えたあの頃

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平成あるある
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平成あるある~マクドナルドの「クォーターパウンダー」の箱のデカさと肉々しさに、アメリカンなボリュームを感じる。

マクドナルドの「クォーターパウンダー」を覚えている方は多いのではないでしょうか。レジで受け取った瞬間にわかる箱の分厚さ、開けた瞬間に飛び込んでくる肉の存在感は、当時の平成っ子たちの記憶にしっかり刻まれています。普段のハンバーガーとは明らかに違う「アメリカンなボリューム」を、多くの人が一度は体感したはずです。今回は平成あるあるとして、クォーターパウンダーの箱の大きさとパティの肉々しさを振り返りながら、発売から終了までの歴史や当時の空気感も含めて整理していきます。

1.クォーターパウンダーとはどんな商品だったのか

クォーターパウンダーとは、その名の通り1/4ポンド、約113.4グラムのビーフパティを使用したハンバーガーです。マクドナルドの定番商品のパティと比べるとおよそ2.5倍のボリュームがあり、一口かじるだけで肉の厚みがはっきり伝わってくる商品でした。もともとはアメリカ発祥のメニューで、本国では1973年から全米でレギュラー販売されている看板商品のひとつです。ビッグマックと並ぶマクドナルドの中核メニューとされながらも、実は全ての国で販売されているわけではなく、地域によっては名称や仕様が異なるという少し珍しい立ち位置の商品でもあります。名前の由来もシンプルで、パティの重さがちょうど1/4ポンドであることからそのまま名付けられました。派手な演出や凝ったネーミングに頼らず、数字と量だけで存在感を示していたところも、いかにもアメリカらしいメニューだったといえるでしょう。ポンドという単位になじみの薄い国では「ハンバーガー・ロイアル」などの名称で販売されている場合もあり、国によって呼び方や仕様に違いがある点も、この商品ならではの興味深いところです。

2.昭和生まれ、平成で花開いた二度目の登場

実はクォーターパウンダーは平成生まれの商品ではありません。日本には1978年4月に一度上陸しており、チーズクォーターパウンダーとあわせて新商品として登場していました。しかし当時はダブルバーガーやダブルチーズバーガーの発売と入れ替わる形で、1983年5月には正式メニューから外れています。その後は米軍基地周辺の一部店舗などで細々と取り扱われる時期が続きましたが、2003年に東京都内の一部店舗で期間限定として復活し、2007年11月には熊本県内の店舗で地域限定商品として本格的な試験販売が始まりました。そして2008年11月28日に首都圏全域で販売がスタートし、2009年4月28日、ついに全国のマクドナルド店舗でレギュラーメニューとして展開されるようになります。多くの人が「平成あるある」として記憶しているクォーターパウンダーは、まさにこの二度目の姿であり、約20年以上のブランクを経て平成という時代にふさわしい形で本格復活を遂げたメニューだったわけです。

3.箱を開けた瞬間の衝撃-規格外のデカさ

平成後期にクォーターパウンダーが再び店頭に並んだとき、多くの人がまず驚いたのはその箱の大きさだったのではないでしょうか。普段のハンバーガーの包み紙や箱と比べて、クォーターパウンダーの箱は明らかに厚みがあり、手に持ったときの重量感からしてすでに只者ではない雰囲気を漂わせていました。トレーに乗せられたその箱を見るだけで「これは普通のバーガーとは違う」と直感的に伝わってくる、あのビジュアルのインパクトを覚えている方も多いはずです。友人や家族と一緒に注文したときに「そっちの箱、なんかデカくない?」と話題になった経験がある方も少なくないでしょう。箱を開けると、バンズからはみ出さんばかりのパティとボリュームたっぷりの具材が目に飛び込んできて、良い意味での期待外れのなさを感じさせてくれる商品でした。レジ横のカウンターに並んだ紙袋の中からクォーターパウンダーの箱だけが頭ひとつ飛び出している光景も、当時のマクドナルド店内ではよく見かけたものです。子どもの頃、大人が食べているクォーターパウンダーの箱を見て「自分もいつか食べてみたい」と憧れた記憶がある方もいるのではないでしょうか。

4.肉々しさが際立つパティのボリューム感

クォーターパウンダー最大の魅力は、なんといってもパティの肉々しさです。通常のパティの約2.5倍という数字だけを見るとピンとこないかもしれませんが、実際に食べてみるとその密度は歴然としていました。噛んだ瞬間にジュワッと広がる肉汁と、パティそのものの厚みによる食べ応えは、それまでのファストフードのハンバーガーの概念を少し塗り替えるようなインパクトがあったといえます。当時のメディアでも「肉密度が高い」といった表現で紹介されることが多く、ボリューム重視のメニューとして注目を集めていました。全国販売開始時のキャッチコピーは「日本のハンバーガーよ、もう遊びは終わりだ。」という力強いもので、それまでの日本のハンバーガーとは一線を画す存在であることを前面に打ち出していたのも印象的です。ただ肉が多いだけでなく、ケチャップとマスタードをベースにした味付けで最後まで飽きずに食べきれる工夫がされていた点も、長く支持された理由といえるでしょう。

5.「Big America」シリーズに見るアメリカンサイズ路線の広がり

全国展開が軌道に乗ったあと、マクドナルドはクォーターパウンダーの1/4ポンドビーフパティをベースにした期間限定シリーズ「Big America」を2010年1月から展開しています。第一弾ではテキサスバーガー、ニューヨークバーガー、カリフォルニアバーガー、ハワイアンバーガーが順次発売され、なかでもテキサスバーガーは発売初日に1日あたりの売上高で過去最高を記録するほどの反響を呼びました。翌2011年には「Big America2」としてテキサス2バーガー、アイダホバーガー、マイアミバーガー、マンハッタンバーガーを展開し、2012年にも第3弾としてグランドキャニオンバーガー、ラスベガスバーガー、ブロードウェイバーガー、ビバリーヒルズバーガーが登場しました。アメリカの地名を冠したこれらのメニューは、クォーターパウンダーの肉厚パティがあってこそ成立する企画であり、平成のファストフード業界における「アメリカンサイズ」ブームを象徴する取り組みだったといえます。

6.本田圭佑さんも起用されたバリエーション展開

クォーターパウンダーはその後もたびたび新しい味のバリエーションを打ち出しています。2013年6月24日には「クォーターパウンダー ハバネロトマト」と「クォーターパウンダー BLT」が期間限定で発売され、イメージキャラクターにはサッカー選手の本田圭佑さんが起用されました。渋谷での先行販売には1000人以上の行列ができたと伝えられており、パティのボリューム感だけでなく味の刺激やトッピングの工夫でも話題を集め続けていたことがうかがえます。辛味の効いたハバネロソースや、ベーコンをたっぷり使ったBLTなど、肉々しいパティを軸にしながら幅広い層にアピールできるよう工夫が重ねられていた点も、この商品が長くレギュラーメニューとして定着できた理由のひとつでしょう。

7.2017年の販売終了、そして今も語り継がれる理由

全国的な人気を博したクォーターパウンダーでしたが、2017年4月4日、新シリーズ「グラン」の発売開始にともない販売を終了しています。約8年間のレギュラー展開を経て姿を消したことになりますが、その独特なボリューム感やインパクトの強さから、今でも「平成あるある」として語られる存在であり続けています。本国アメリカでは今も定番メニューとして根強い人気を誇っており、熱狂的なファンの存在が話題になることもあるほどです。日本での販売は終了してしまいましたが、あの箱のデカさとパティの肉々しさを思い出すたびに、平成という時代の空気感が蘇ってくるという人は少なくないでしょう。ファストフードのメニューひとつからも、当時の世相や食文化のトレンドを振り返ることができるというのは、なかなか興味深いポイントではないでしょうか。今度友人と当時の思い出話をする際には、ぜひクォーターパウンダーの箱の大きさについても話題にしてみてください。


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