平成あるある『ポケモンGO』リリース日、深夜の公園にスマホ片手の大人が大量発生した日

スポンサーリンク
スポンサーリンク
平成あるある
スポンサーリンク

平成のヒット作・名作アニメを今すぐ一気見 ▼

映画、TV番組、ライブTV、スポーツを観る【Amazon Prime Video】

平成あるある~『ポケモンGO』がリリースされた日、深夜の公園にスマホを持った大人がゾンビのように大量発生する社会現象。

2016年7月22日、平成28年の夏に日本で配信が始まった『ポケモンGO』は、多くの大人たちを深夜の公園へと引き寄せる、前代未聞の社会現象を巻き起こしました。スーツ姿のサラリーマンや会社帰りの女性が、スマホの画面を見つめながら黙々と歩き回る光景は、まさに平成という時代を象徴する「あるある」だったと言えるでしょう。今回は、あの夏に何が起きていたのか、当時の記憶を振り返りながらご紹介します。

1.平成28年の夏、日本にもついに上陸したポケモンGO

『ポケモンGO』は、Nianticと株式会社ポケモンが共同開発した位置情報を活用するスマートフォンゲームです。アメリカやオーストラリアなど海外での配信から遅れること約2週間、日本では2016年7月22日にようやく配信がスタートしました。海外での盛り上がりがSNSを通じて連日伝わってくる中、日本国内では配信日を待ちわびるファンが数多く存在しており、「明日配信されるらしい」といった真偽不明の情報が飛び交うほどの盛り上がりを見せていたのです。ようやく配信が始まった瞬間、App StoreやGoogle Playのランキングは瞬く間に『ポケモンGO』一色となりました。

配信開始直後は、あまりのアクセス集中によりサーバーが不安定になる場面も見られましたが、それすらも当時の熱狂ぶりを物語るエピソードとして語り継がれています。学生から社会人まで幅広い世代が一斉にダウンロードしたことで、駅や電車内、オフィスの休憩時間まで、あらゆる場所で画面に見入る人の姿が見られるようになりました。それまでスマートフォンゲームに縁のなかった層まで巻き込んだという意味で、まさに時代を代表する出来事だったと言えるでしょう。

2.深夜の公園にスマホを持った大人が集結した理由

配信開始から間もなく、全国各地の公園や広場に、深夜であるにもかかわらず大勢の大人が集まるという奇妙な光景が見られるようになりました。理由は単純で、ポケモンの出現率が高い「巣」と呼ばれるスポットが、夜間の方が人通りも少なく、涼しい気温の中で快適に歩き回れたためです。さらに、レアなポケモンほど深夜から早朝にかけて出現しやすいという噂が広まったことも、深夜の公園に人が集まる大きな要因となりました。真夏の暑さを避けつつポケモンを求める大人たちの姿は、まるで示し合わせたかのように公園に吸い寄せられていったのです。

普段であれば夜10時を過ぎれば人影もまばらになる公園が、連日のように懐中電灯やスマホのライトを片手にした人々で埋め尽くされる様子は、近隣住民にとっても驚きの光景だったことでしょう。ベンチというベンチが占領され、立ったまま画面を操作する人、しゃがみ込んでじっとモンスターボールを投げ続ける人など、それぞれのスタイルで夢中になっている姿が印象的でした。

3.スマホ片手に彷徨う姿はまるでゾンビ映画

深夜の公園に集まった大人たちは、一様にスマホの画面に視線を落とし、ゆっくりとした足取りで歩き回っていました。周囲の会話もなく、ただ黙々と画面を見つめながら歩く姿は、まるでゾンビ映画のワンシーンのようだと、当時ネット上でも度々話題になりました。中には、レアポケモンが出現したという情報が流れた瞬間、一斉に同じ方向へと歩き出す集団も見られ、その様子はまさに社会現象と呼ぶにふさわしいものでした。普段は静まり返っているはずの深夜の公園が、これほど多くの大人で賑わうというのは、平成の時代でもかなり異例な出来事だったのではないでしょうか。

さらに興味深いのは、見知らぬ人同士であっても、レアなポケモンの出現情報を共有し合う光景があちこちで見られたことです。普段であれば言葉を交わすこともない者同士が、共通の目的のために自然と協力し合う姿は、どこか微笑ましくもありました。スマホという小さな画面を通じて、見知らぬ大人たちが同じ夜を過ごしていたというのは、今振り返っても不思議な連帯感があったように感じられます。

4.マクドナルドとのコラボレーションが拍車をかけた

日本での配信にあわせて発表されたのが、日本マクドナルドとのコラボレーションでした。全国のマクドナルド店舗がゲーム内マップに登場し、一部店舗はプレイヤー同士が対戦できる「ジム」として機能するようになったのです。この施策により、深夜営業を行っている店舗の周辺にもプレイヤーが集まるようになり、深夜の公園だけでなく、コンビニやファストフード店の駐車場にまでスマホ片手の大人が集まる光景が見られるようになりました。企業とのタイアップが、社会現象をさらに加速させた好例と言えるでしょう。

こうした企業側の動きは、単なる話題作りにとどまらず、実際の来店客数の増加にもつながったといわれています。深夜まで営業している店舗の周辺には、ゲームを目的とした人々が自然と足を運ぶようになり、飲食店側にとっても思わぬ副次効果をもたらしました。ゲームと現実の店舗が結びついた成功事例として、後の位置情報ゲームにも大きな影響を与えたのではないでしょうか。

5.なぜここまでの熱狂が生まれたのか

『ポケモンGO』への熱狂の背景には、単なるゲームブームにとどまらない要因がいくつも重なっていました。まず、幼少期に『ポケットモンスター』シリーズに親しんだ世代がちょうど社会人となっており、懐かしさとともに童心に返って楽しめる点が大きな魅力となっていました。加えて、位置情報ゲームという当時としては目新しいジャンルへの好奇心、そして友人や同僚と一緒に外に出て体を動かすという新しい遊び方への新鮮さも、多くの大人を夢中にさせた理由の一つです。普段はゲームをしない層まで巻き込んだことこそが、この現象を単なる流行で終わらせなかった要因だったのではないでしょうか。

また、健康志向の高まりとともに、歩くこと自体が目的化されていた点も見逃せません。ゲームを進めるためには実際に外を歩き回る必要があったため、運動不足を自覚していた大人たちにとって、楽しみながら体を動かせる絶好の口実になっていたようです。ダイエット目的で始めたという声も当時は数多く聞かれ、ゲームが人々の生活習慣にまで影響を与えていたことがうかがえます。

6.平成という時代だからこそ生まれた現象

スマートフォンが広く普及し、SNSでの情報共有が当たり前になっていた平成28年という時代背景も、この現象を語る上で欠かせません。配信直後から「どこそこにレアポケモンが出た」といった情報がSNSやまとめサイトを通じて瞬時に拡散され、それを見た人々が次々と現地へ向かうという流れが、深夜の公園に人が集まる大きな要因となりました。もし情報の拡散スピードが今より遅い時代であったなら、これほど短期間で大勢の大人が同じ場所に集結することはなかったかもしれません。まさに平成という時代の技術と文化が生み出した、象徴的な社会現象だったと言えるでしょう。

振り返ってみますと、平成という時代は、テクノロジーの急速な進化とともに、人々の遊び方や交流のあり方までもが大きく変化していった時代でもありました。ガラケーからスマートフォンへの移行が一段落し、誰もが手のひらの中に情報端末を持つようになった時代だからこそ、これほど大規模な現象が短期間で起こり得たのだと考えられます。あの深夜の公園の光景は、まさにそうした時代の空気を凝縮したような出来事だったのではないでしょうか。

7.まとめ:あの夏の記憶が教えてくれること

『ポケモンGO』が日本でリリースされた2016年の夏は、深夜の公園にスマホを持った大人たちが集結するという、今振り返ると不思議で懐かしい光景を全国各地に生み出しました。ゾンビのように黙々と歩き回る大人たちの姿は、当時を知る人にとって強く印象に残る平成の一コマではないでしょうか。時が経った今でも『ポケモンGO』は多くのプレイヤーに愛され続けていますが、あの配信直後の熱狂ぶりは、まさに一度きりの貴重な体験だったのかもしれません。あの夏の記憶を懐かしみながら、今一度スマホを片手に外へ出てみるのも良いのではないでしょうか。


昭和より新しいけど懐かしい平成の話をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。