平成あるある~USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に「ハリー・ポッター」のエリアができ、バタービールを飲んで口の周りに白ヒゲをつける。
平成26年、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」がオープンし、日本中のファンが魔法界の世界観に夢中になりました。ホグズミード村を歩き、ホグワーツ城を見上げ、そして誰もが一度は飲んだのが名物ドリンク「バタービール」です。飲み終えたあと口の周りに白い泡のヒゲがついてしまう現象は、当時のSNSや写真を彩る定番の光景でした。この記事では、平成という時代を象徴するこの体験を振り返りながら、エリアの魅力やバタービールの特徴について詳しく紹介します。懐かしさを感じる人も、初めてこの話を知る人も、当時の空気感を思い浮かべながら読み進めてみてください。
1.USJに「ハリー・ポッター」エリアが誕生した平成の記憶
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は平成26年(2014年)7月15日にグランドオープンしました。原作小説や映画で描かれたホグズミード村とホグワーツ城を、細部まで作り込んだセットで再現したエリアとして話題を呼び、オープン直後から大勢の来場者で賑わいました。当時はハリー・ポッターシリーズの映画が完結して間もない時期でもあり、物語の世界に実際に足を踏み入れられるという体験は多くのファンにとって特別な意味を持っていました。エリア内は雪をイメージした屋根や石畳の道、魔法商店の看板など細部までこだわった作りになっており、歩いているだけで物語の中に入り込んだような感覚を味わえる点が支持を集めた理由のひとつです。
オープン当時はエリアへの入場だけで長い待ち時間が発生するほどの盛況ぶりで、ニュースやワイドショーでも大きく取り上げられました。テーマパークが原作の世界観をここまで忠実に再現した例は当時としては珍しく、国内だけでなく海外からの観光客にとっても大阪を訪れる目的のひとつになるほどの存在感を放っていました。平成という時代の後半を彩ったレジャーの記憶として、このエリアの開業を挙げる人は今も少なくありません。
2.バタービールとは何か 魔法世界の定番ドリンク
バタービールは、ハリー・ポッターの物語に登場する架空の飲み物をもとに、USJがオリジナルで開発した商品です。名前に「ビール」とついていますがアルコールは含まれておらず、子どもから大人まで楽しめるソフトドリンクとして提供されています。バタースコッチのような甘い風味と、上にのった泡状のクリームが特徴で、この泡がバタービールの人気を支える大きな要素になっています。エリア内では冷たいタイプのほか、季節や時期によって温かいタイプが提供されることもあり、リピーターの間では飲み比べを楽しむ人も少なくありません。オープンから数か月後の平成26年10月には累計提供数が100万杯に達するなど、開業当初から人気メニューとして定着しました。
エリア内には「三本の箒」や「ホッグズ・ヘッド」といった原作に登場する飲食店が再現されており、バタービールはこうした店舗やワゴンで購入できます。カップやマグに注がれる際に上からクリーム状の泡を絞り出す演出も人気で、注文の様子を眺めているだけでも楽しめると評判でした。持ち帰り用のカップやマグカップも販売されており、飲み終えたあとも思い出の品として自宅に持ち帰るファンが多く見られました。
3.口の周りに白ヒゲ バタービールあるあるの正体
バタービール最大の名物といえば、飲んだあとに口の周りへ残る白い泡のヒゲです。上部にのったクリーム状の泡はしっかりとした質感があり、勢いよく飲むとどうしても鼻の下や口元に付着してしまいます。この現象に気づかず写真を撮られてしまい、あとで見返して笑ってしまったという経験を持つ人は多いはずです。平成の時代、USJを訪れた友人同士や家族連れの間では、白ヒゲ姿を写真に収めて笑い合うのがちょっとした恒例行事になっていました。SNSが普及し始めていた時期でもあり、白ヒゲ姿の写真や動画が広く共有されたことも、この「あるある」がより多くの人に知られるきっかけになったと考えられます。
面白いのは、白ヒゲがついてしまうこと自体を嫌がる人がほとんどいなかった点です。むしろ「今日もついた」「今度はどれくらい濃くついたか」といった具合に、白ヒゲの付き方を話のネタにする人が多く、エリアを訪れる楽しみのひとつとして受け入れられていました。ストローを使わずにあえてそのまま飲むことで白ヒゲを楽しむ人がいた一方、写真映えを気にしてストローで飲む人もおり、それぞれのスタイルが見られたのも平成らしい光景だったといえるでしょう。
4.エリアの見どころ ホグズミード村とホグワーツ城
バタービール以外にも、エリア内には見どころが数多くあります。象徴的な存在であるホグワーツ城は、遠くからでもひときわ目を引く外観で、夜にはライトアップも行われます。城内をめぐるアトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」では、映画さながらの映像と動きを組み合わせた体験ができ、原作ファンだけでなく初めて物語に触れる人でも楽しめる内容になっています。屋外には空飛ぶバイクをモチーフにしたコースター型アトラクション「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」もあり、家族連れにも人気です。
ホグズミード村のエリアには、お菓子店「ハニーデュークス」や杖の専門店「オリバンダーの店」といった物語に登場する店舗が再現されており、買い物をするだけでも世界観に浸ることができます。杖を選ぶ体験ができる店舗ではスタッフによる演出も行われ、原作の一場面に入り込んだような気分を味わえると評判です。石畳の道や建物の屋根に積もった雪の演出は季節を問わず設置されており、写真撮影スポットとしても人気を集めています。
5.平成から令和へ 今も色褪せない人気の理由
エリアの開業から10年以上が経過した現在も、「ハリー・ポッター」エリアはUSJを代表する人気スポットのひとつであり続けています。令和6年には開業10周年を記念したイベントも実施され、新しい世代のファンにも改めて注目される機会となりました。バタービールの白ヒゲ体験も変わらず楽しめる定番の演出として続いており、平成の頃に訪れた人が令和になって家族や友人を連れて再訪し、当時と同じように白ヒゲ姿で写真を撮るという光景も見られます。時代が移り変わっても色褪せない体験として、多くの人の思い出に刻まれ続けている点が、このエリアの大きな魅力といえるでしょう。
平成生まれのアトラクションでありながら、令和の来場者にとっても新鮮な驚きを与え続けているのは、原作の世界観をそのまま再現するという開業当初のコンセプトが一貫して守られているからだと考えられます。エリアが誕生してから現在に至るまで、季節ごとの装飾やイベントが加えられることはあっても、ホグズミード村やホグワーツ城の基本的な佇まいは大きく変わっていません。この安定感こそが、長く愛され続ける理由のひとつといえるでしょう。
6.まとめ 平成の思い出とともに味わうバタービール
USJの「ハリー・ポッター」エリアとバタービールの白ヒゲは、平成という時代を象徴する体験のひとつとして、多くの人の記憶に残っています。物語の世界を再現した緻密なエリア作り、そして誰もが一度は経験する口元の白ヒゲという小さなハプニングが組み合わさり、単なるテーマパークの一角を超えた特別な思い出として語り継がれてきました。これからUSJを訪れる予定がある人は、当時の写真を見返しながら改めてバタービールを味わい、平成の記憶と令和の体験を重ね合わせてみるのも良いのではないでしょうか。
当時を知らない世代にとっても、白ヒゲがつくという小さな仕掛けは新鮮な発見として楽しめるはずです。写真や動画に残しておけば、数年後にまた見返して笑える思い出になるかもしれません。次にUSJを訪れる際は、ホグズミード村の雰囲気を存分に味わいながら、バタービールを一杯手に取ってみてはいかがでしょうか。
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